2011/01/09

■全公演、終幕。連日満員御礼。ありがとうございました!

写真=大久保啓二
大阪市主催/芸創セレクション
古田敦子 ミーム・コーポレル・ドラマティック ソロ公演
「THE PRAYER」

おかげさまで、無事に事故も怪我もなく終了いたしました。
お寒い中、たくさんのご来場、誠にありがとうございました!
予想を超える、とてもうれしい反響をたくさんいただいており、
古田も制作部も驚いている状態です。

このブログでも、レポートやご報告など、
継続いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!

ありがとうございました!!!!


古田敦子ソロマイム公演制作部

2011/01/08

■三日目最終公演、終幕!満員御礼!

二日目の興奮さめやらないまま、三日目を迎え無事に終演いたしました!
二日目も、三日目もたくさんのお客様にお越し頂きありがとうございました。
古田敦子の演技も、いつも通り、ピンと張りつめた、
しかしながら清潔で優しく、強く、美しいクオリティーを保っていました。

うれしかったのが本当にたくさんのアンケートにご協力いただき、
トークショーにも殆どのお客様がお残りいただいて、
お時間を共に過ごしてくださいました。
最終日ということもあり予定時間を超えてしまいましたが、
優しくお話を聞いてくださる皆様のお顔が忘れられません。

最終日はお二人のトークショーゲストにお越し頂きました。
お一人目は、古田がミーム・コーポレル・ドラマティックに
出会ったきっかけでもあり、現在も舞台活動を共にしている師、
いいむろなおきさん(いいむろなおきマイムカンパニー)。
いいむろさんはマルセルマルソーのマイム学校の授業で
ミーム・コーポレル・ドラマティックを学ばれていました。


お二人目は、古田が卒業した London International School of Corporeal Mime を
卒業したひとりめの日本人女性(当時の学校はパリ、その後ロンドンに移転)
府中しのぶさん。
府中さんは、卒業後も学校付属の劇団に所属し公演活動を続けられ、その後帰国されました。
帰国後は、様々な演劇活動を経て現在は、劇団おはなしキャラバン”つばさ”という人形劇団で
福祉活動をされていらっしゃり、障害をもつ人達への公演も数多く、
その実績が認められ第39回毎日社会福祉顕彰受賞されました。


現在の情報では、この学校の卒業時に授与されるディプロマ(免状)を所持している
日本人女性は府中さんと古田だけとのことです。
今回は、その貴重な二人の対面となりました。


トーク前半は、この希少なメソッドの習得者が三人集まったとあって、
様々な訓練や見せ方などの話しに華が咲き、まるで同窓会のような雰囲気でした。
そこで、演出田中からのお願いで、普段は恐れ多くてお願いできないパフォーマンスを切り出しました。
「同じフィギューを同時に演じていただいたら、個性による表現の違いが
よりお客様にお分かりいただけるのではないでしょうか?」
お三人さん共に照れくさそうに快諾してくださりましたが、いざ始まれば空気は一転、
「斧」のフィギューを同時に実演してくださりました。
本当に恐縮なお願いでしたが、とても有意義なプレゼントを最終日のお客様にお届けできました。
ありがとうございました!


府中さんの、「わたし、ずっとひとりぼっちだったんですよ。
でも、まさかこうして、日本で自分が客席から観ることができるとは思ってもみなかったので
とても感動しています。あっちゃん本当にありがとう。」
という涙ながらのお言葉には、古田も僕も涙をこらえきれませんでした。
このメソッドを愛して、数十年前に女性でありながら単身パリへ渡り、
厳しい訓練を乗り越えて、芸術表現を探求し続けてきた府中さんの孤独な心中は計り知れません。
恐らく同じく単身イギリス留学をして同様の体験をした古田にも同調するものがあるのだと思います。


今回、ミーム・コーポレル・ドラマティックという身体表現メソッドを通して、
古田敦子という優しい吸引力を持つ人柄とその表現世界に深く触れることで
ひととひとのつながり、愛情、思いやり、孤独、探究心、好奇心、喜び、悲しみ、
それら全てをひしひしと身体の内側で感じました。
まだまだ、偉大なエネルギーを秘めたこのメソッドと古田敦子の可能性に
さらなる期待が膨らんだひとときでした。


この場をお借りしまして、
ボランティアで駆けつけて下さった仲間・友人・家族、
ご協力くださいました全ての皆様、
そして、ご来場下さいました皆様へ、
こころより、厚く御礼申し上げます。


演出・田中秀彦

■二日目終幕!本日も満員御礼!ありがとうございます!

国内初の自治体によるミーム・コーポレル・ドラマティックのソロ公演!
古田敦子のマイムの舞台、二日目がおかげさまで無事に終了いたしました。
初日のお客様のアンケート、とても暖かく、貴重なご意見をたくさんいただきました。
やはり、皆様にとっては馴染みの無い身体表現メソッド、
様々な刺激を受けたというご意見を多々いただきました。
また、初めての方を意識した全体構成にも、とても反響があり、
チームとして喜んで受け止めております。
何より、古田敦子の魅力を存分に味わっていただけたようで、
それはたくさんのうれしいお言葉をいただきました。
ありがとうございました!

そんなお気持ちをエネルギーに、
二日目も古田はじめテクニカルチーム、衣装&ヘアメイクのビューティーチーム、
一丸となって体調管理万全でステージに挑みました。
本日もたくさんのアンケートにご協力いただきまして、
本当にありがとうございました!!!
また、トークショーにも殆どの皆様が残ってくださり、貴重な時間を過ごす事ができました。

本日のトークショーゲストは、はるばるアメリカから来日されていた偉大な方!
当時、メソッドの創始者エティエンヌ・ドゥクルー本人に
ミーム・コーポレル・ドラマティックを師事、アシスタントとしても一緒に活動されていた
トーマス・リーブハートさん!










マイムだけでなく様々な舞台俳優のための身体表現を追求し続けていらっしゃり、
著書多数、現在でも世界各地でワークショップを実践するなど、幅広い活躍をされています。
7日〜10日まで京都のアトリエ劇研で、ミーム・コーポレル・ドラマティックの
ワークショップを開催されています。

そして、お二人目のゲストが、そのトーマスさんにアメリカで
ミーム・コーポレル・ドラマティックを師事され、
約10年前に帰国後、能楽の世界に入られ現在は金剛流能楽師シテ方として活動されている
宇高会の宇高春奈さん♪
僕が知っている数少ないミーム・コーポレル・ドラマティック経験者日本人の貴重なおひとりです。

トークでもお話しましたが、
イギリスで学んだ古田と、アメリカで学んだ宇高さん、
そしてドゥクルー本人の弟子であるトーマスさん、
この集結はとても貴重なひとときでした。
時間が足りないくらい、もっともっとお話お聞きしたかったのですが、
その分、お話も貴重な内容をお伺いすることができました。

春奈さんの「通常は発表しない基礎練習やフィギュー(型)をこのような演出で
見せることができるのか、と感銘を受けました」というお言葉には、
一か八かの賭けに出ていた古田と演出田中にとって、とても強い励ましと労いとなりました。
そして、トーマスさんからは、以下のようなメッセージをいただきました。
「これだけの長時間をたったひとりでエネルギーを充満させるには、
創造を超えた力と勇気が必要だということを、観客の皆様に是非お伝えしたいと思います。」

終止、紳士的で愛情に溢れたトーマスさんのお言葉に、古田も緊張を超えて感動し続けていました。
トーマスさん、春奈さん、本当にありがとうございました!


























終演後、トーマスさんと古田敦子。

さて、明日はとうとう最終日。
一期一会でチーム一丸となって挑みます。
皆様のご来場、心よりお待ちしております!

2011/01/07

■満員御礼で無事に初日終了!

本当にたくさんのお客様にご来場いただきまして、
誠にありがとうございました。
おかげさまで無事に初日が終了いたしました。

なんと、満員御礼でございました!

こんなにたくさんの方々にミーム・コーポレル・ドラマティックに触れていただき、
古田敦子の身体表現に出会っていただけたことがうれしい限りです。

トークショーにも大勢のお客様が残っていただき、
大きくうなずいたり、笑ったりしながら聞いてくださっているお顔が
これまたとてもうれしかったです♪

ゲストにお越し頂いた、graf の服部滋樹さん。
本当に素敵な方で、とてもシャープながらも柔らかい視点で
それはそれはうれしいご感想をたくさんお話くださりました。
特に「普段の生活の中の動きの見方を再確認したくなった」というさすがの言葉には
服部さんならではの視点と深みを感じました。
もっともっとたくさんお話をお伺いしたかったのですが、
時間が足りなくて残念でした。
ありがとうございました!


さてさて、明日は二日目。
一日一回だけ。
一期一会の精神で、古田ともどもスタッフ一同、
劇場で心よりお待ち申し上げております。

当日券は発売する予定ですが、もしかしたらお立見、
あるいはご入場いただけない場合があるかもしれませんので、
電話かメイルでご予約をされている方が安全です。



終演後に、ゲスト出演のサクソフォン奏者 西本淳さん(右)、
服部滋樹さん(左)と一緒にパシャリ!

■朝日新聞に掲載!本日から上演!当日券あり!

1月6日(木)大阪府下版の朝刊です。
ミーム・コーポレル・ドラマティックがこのように注目され、新聞に掲載されることはなかなか無かったことだと思います。
古田にとっても強い励みとなります。

さて、いよいよ本日から上演です。
一昨日から旭区の芸術創造館に全スタッフが集合して空間に挑んでおります!

昨日は40件以上もご予約をいただき、直通予約電話がリンリンとなっておりました!!
チケット予約はお早めにどーぞー♪






2011/01/06

■劇場入り

いよいよ明日初日。

一生の内でこの三日間というのはほんの一瞬でしかないですが、
35年間の軌跡を凝縮した濃い時間となりそうです。
今日目覚めに天井が目に入った瞬間、いつもと同じ朝ごはん、「忙しい」と言い訳をしながら
年末も掃除しなかった自分の部屋を掃除した事、全てが脳裏に焼きついてます。

楽しみです。

古田敦子

2011/01/05

■アフタートークショー、ゲスト発表!!!

今回は、作品上演後に「アフタートーク」としまして、
古田とミーム・コーポレル・ドラマティックにまつわるゲストをお招きしております。
短い時間ではありますが、いろいろなお話を皆様にお聞きいただければと思います。

そのゲストの方々をご紹介いたします〜♪



★アフタートークゲスト★


7日(金):服部滋樹さん(graf)

8日(土):トーマス・リーブハートさん
       (ミーム・コーポレル・ドッラマティック俳優・講師)
     宇高春奈さん(金剛流能楽師シテ方)

9日(日):いいむろなおきさん(いいむろなおきマイムカンパニー)
     府中しのぶさん劇団おはなしキャラバン”つばさ”
       (古田敦子にとってミーム・コーポレル・ドラマティック専門学校の大先輩)

豪華です!!!!!!

まさか本当にお越し頂けるとはおもっても見なかった皆さんが、
それはそれはご快諾くださりまして、制作部も古田もとても光栄です。
それではみなさんの簡単なプロフィールをご紹介させていただきます。

===

■服部滋樹さん(graf)

graf 代表、デザイナー、クリエイティブディレクター
大阪で活動するクリエイティブ集団“graf”創設者。
1970年大阪生まれ。 京都精華大学デザイン学部建築学科 特任准教授。
1998年大阪、南堀江にショールーム“graf”をオープン。2000年“decorative mode no.3”設立。
同年、中之島に移転し、“graf bld.”を設立。2001年、ロンドンオフィス設立。
オリジナル家具の企画・製作・販売、店舗・住宅・建築設計、施工、グラフィックデザイン、
ブランディングに至るまでプロジェクトごとに幅広い活動を行っている。

古田が優秀賞を受賞した2009年度「コネクト」で審査員を勤めた。






■トーマス・リーブハート(Thomas LEABHART)さん


1968年から1972年まで、ミーム・コーポレル・ドラマティックを
エティエンヌ・ドゥクルー(Etienne Decroux)に師事、
アシスタントを務め、現在はアメリカで活動中。
1月に来日、京都・アトリエ劇研にてワークショップを開催(残念ながら現時点で定員は閉切です)。

古田にとっては「大」がいくつついても足りない程の「先輩」。
現在ではドゥクルー本人に師事していた数少ない人材でもある。








■宇高春奈さん(金剛流能楽師シテ方)
アメリカでミーム・コーポレル・ドラマティックをトーマス・リーブハート氏に師事。
大阪での古田の公演と偶然にも同時期に開催されるリーブハート氏によるワークショップのスタッフでもいらっしゃいます。現在は能楽協会名古屋支部で活動されています。



※今回は、偶然トーマス・リーブハートさんが京都アトリエ劇研のアクターズラボ企画で
ワークショップにお越しになられていたところ、この公演のちらしをご覧になったそうで
お越し下さるというご連絡をいただきました。
宇高春奈さんのご好意とご協力により、実現するトークショーとなります。
深く御礼申し上げます。




■いいむろなおきさん(いいむろなおきマイムカンパニー)


マイム俳優。
兵庫県立宝塚北高等学校演劇科卒業後、1991年単身渡仏。パリ市マルセル・マルソー国際マイム学院入学。マルセル・マルソーにマイムを師事。
1994年同校卒業後、ニデルメイエ国立音楽院コンテンポラリーダンス科最上級クラスに入学。
翌年、審査員全員一致による金賞で首席卒業。
フランスと日本でマイム、パントマイム、ダンスなどの公演活動やワークショップを行う。
1998年、拠点をフランスから日本へ移し、ワークショップやソロ公演などを行う。
現在よみうり梅田文化センター、NHK神戸文化センターなどでパントマイム講座の講師を務めている。
*2000年(平成12年度)「大阪府舞台芸術奨励新人」にマイム俳優として初めて認定される
*同年「大阪文化祭賞」受賞
*2005年(平成17年度) 文化庁新進芸術家海外留学制度研修員
*2009年「第3回世界デルフィックゲーム大会」即興マイム部門金メダリスト

古田が初めてマイムを師事した、またミーム・コーポレル・ドラマティックに出会うきっかけとなった。




■府中しのぶさん(劇団おはなしキャラバン”つばさ”)
古田が卒業したロンドン・インターナショナル・スクール・オブ・コーポリアル・マイムの卒業生で、古田にとっても尊敬する貴重な日本人女性の大先輩。
現在入手できている情報では、卒業時に貰えるディプロマ(専門免許のようなもの)を所持している日本人女性は、府中さんと古田の二人だけだという。
今回は、その貴重な二人の対面となる。
現在は、人形劇団おはなしキャラバン”つばさ”で、福祉活動を行っていて、
障害をもつ人達への公演も数多く、その実績が認められ第39回毎日社会福祉顕彰受賞。




当日は、どんなお話が飛び出すか、制作部も古田もとても楽しみにしています♪
乞うご期待!

2011/01/02

■古田敦子、朝日新聞の取材を受ける!
















もう去年のことになりますが、実は大晦日に急遽、
朝日新聞の記者の方に取材をしていただきました!
お忙しい年末にお時間を割いていただき、本当に有り難いです。
そして、それはそれは優しく詳しくお話をお聞きくださり、
古田も僕もとてもうれしかったです♪
ミーム・コーポレル・ドラマティックをふくめて、
様々な情報を深く理解しようとしてくださるその姿勢にとても感銘を受けました。
気さくにお話を聞いて下さる雰囲気に甘えて
笑顔の絶えない取材時間を過ごせました。
ありがとうございました!

近日中に掲載予定です。
お楽しみに!

演出:田中秀彦

■明けましておめでとうございます

1月2日は早速稽古、お正月返上で、スタッフさんや西本さんに集まってもらいました。
公演まであと1週間切りました!
年明けから気合十分。

良い幕開けとなりますように、そして良い1年となりますように、
稽古場からお祈り申し上げます。

古田敦子

ミーム・コーポレル・ドラマティック・プロジェクト

ミーム・コーポレル・ドラマティックに関する芸術的研究を進める
プロジェクトを発足することになりました。
現在、目下準備中です。

しばしお待ちくださいませ。

田中秀彦
iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA